ボール・ウォッチの耐衝撃性や耐震システムについて
ボール・ウォッチはスイスの腕時計ブランドで、創業者ウェブスター・クレイ・ボールが1891年にアメリカで創業した歴史あるメーカーです。
創業者が鉄道乗務員向けに時計を製作したことに始まり、今日まで優れた品質の時計を世に送り出してきました。
そんなボール・ウォッチの優れた性能として、その頑強さを挙げないわけにはいきません。
現代の最先端のテクノロジーによって作られたボール・ウォッチの全モデルは、耐衝撃テストにおいて5000Gsの衝撃に耐えることが実証されています。
このテストは、国際標準化機構・ISO1413に基づく振り子型衝撃装置によって行われており、円運動をするように設計された1mの振り子ハンマーを振り下ろして与えられる衝撃をクリアしたことを意味しています。
一部の製品では、更に上をいく7500Gsの耐衝撃性の実現のため、振り子のハンマーを1.5mに延長した装置によりテストを行っています。
加えて、衝撃を二方向のみならず、構造上弱いとされているリューズ部分にも与え、全三方向に対する耐衝撃性を達成しようとしています。
「エンジニア・ハイドロカーボン」と呼ばれるモデルは、ボール・ウォッチが特許を取得した「セーフティロック・クラウン・システム」によりこの7500Gsの耐衝撃テストにも合格しています。
更に、一部のモデルには厚さ5.3mmのサファイアガラスを採用しているものもあります。
これらの技術は全て、時計外部に施された衝撃に対する工夫でしたが、更に強い衝撃に耐えるための工夫として、次は内部に目を向けました。
「スプリングロック」という手法は、時計内部のヒゲゼンマイ(別名・ヘアスプリング)と呼ばれる部分をカバーで覆い、衝撃から守る新手法です。
このヒゲゼンマイに対する衝撃は、時計の精度に最も影響を与えると言われています。
この手法を用いてヒゲゼンマイへの衝撃の影響を緩和することによって、時計の制度を安定させることを実現しました。
具体的には、1mの高さから時計を落下させると、時計は1日あたり60秒ほどの誤差を生じてしまうところ、スプリングロックを搭載した時計ならば20秒ほどに軽減できると言います。
時計外部のみでなく内部にも耐衝撃への工夫を凝らすことによって、ボール・ウォッチはこれまでにない耐衝撃性を実現しました。
優れた技術者による長年培われた確かな技術によって、ボール・ウォッチは今後も更なる進化を遂げていくことでしょう。

