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グランドセイコーのスプリングドライブについて

 

 

グランドセイコーのスプリングドライブと言うのは、世界中の時計ブランド中でグランドセイコーのみ作れる、特別な機構のことを言います。
それ以前に存在していた機械式とクオーツ式と言う二つの構造の、利点を併せ持っているのがスプリングドライブです。

まず機械式とクオーツ式の、何が利点で何が弱点かを説明すると、機械式の時計は動力をゼンマイの解ける力から取り、時を刻むシステムはヒゲゼンマイとテンプに頼っています。
この機構の利点はゼンマイのパワフルな駆動力で、弱点は正確さが完璧とは言えないテンプの制御です。
そしてクオーツ式の時計はと言うと動力は電池から取り、制御システムはクオーツと呼ばれる水晶の振動に頼ります。
こちらの利点はクオーツの振動が極めて正確な為、刻む時間も正確である事です。
しかし電池の駆動力はゼンマイに比べると弱い、と言うのが弱点でした。

 

ところで時計は正確ささえ高ければ、駆動力は無くても良いのではないか、と思う方もいるかもしれません。
しかし現代の時計は、ただ時を刻むだけの道具ではありません。
例えばデイト機能で日付を示したり、クロノグラフのストップウォッチ機能など、など様々な機能が付くのが当たり前になってきています。
駆動力が弱いと、それらの機能を付けても稼働しない、と言うトラブルが起きてしまうのです。
ですから現代の腕時計に駆動力は、必ず必要な物だと言えるのです。

 

一方スプリングドライブはどうなのか、と言うと動力はゼンマイから取り、制御システムはクオーツの振動でコントロールしています。
2つの違う機構の働きを一つにできた訳は、ゼンマイの動力によって動くローターの運動で発電している為です。
その電気を、クオーツが振動する為に使っています。
これが機械式のパワフルな駆動力を持ちながら、クォーツ並の制度を持つ、スプリングドライブの秘密です。
またこの技術によって電池、蓄電池を使わないで、時計を動かす事が出来るようになりました。

 

セイコーはこの技術を27年の年月を掛けて開発しており、完全に自社製の国産機構として、世界にその技術を誇っています。
スイスの高級時計ブランドから、スプリングドライブの供給を持ちかけられた際にも断っている為、本当にグランドセイコーのみに使われている技術、という事になります。
また機械式とクオーツ、スプリングドライブの3機構全てを作ることができるブランドは、世界中でセイコーただ一社のみだと言う事です。

 

 

 

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