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グランドセイコーのムーブメントの魅力の秘密

グランドセイコーはセイコーを代表する高級ウォッチです。

その心臓部分は、現在三種類のものが存在しています。

その種類とは、自動巻き機械、自動巻きスプリングドライブ、クウォーツに分かれています。

高級腕時計というと、機械式をイメージしやすいですが、セイコーのクウォーツは、量産型クウォーツムーブメントを世界に先駆けて発売して以来、非常に高い技術を誇っています。

そのセイコーの中でもトップラインとなるグランドセイコーのムーブメントには、9Fクウォーツムーブメントが搭載されています。

クウォーツ式腕時計は、電池を動力源として、水晶振動子に電圧をかける事で時間を表示します。

その水晶振動子は1秒間に32768回振動し、その振動をIC回路が1秒間に1回の電気信号に変えて、歯車を1秒分動かします。
その為、如何にこの振動数を安定して維持できる水晶振動子を選別出来るか、という点が重要になって来ます。
グランドセイコーのクオーツ時計は最終的に基準をクリアしたものだけを使う事で高精度を維持している為、年差僅か±10秒という超高精度を実現する事が可能となっています。

クウォーツ式が機械式の違いは機械だけでなく、針を回すトルクにも差が有ります。

クウォーツ式は機械式に比べてトルクが低いため、大きく重量の有る針を回転させるのが苦手です。
その為多くのクウォーツの針には、細く軽量な物が使われています。
一方この9Fムーブメントは、機械式腕時計と同じような太く重たい針を回す為のツインパルスモーターが開発され、通常のクウォーツの2倍の駆動力を持つ事でそれを可能としました。

これは日付表示を1/2000秒という瞬時に切り替える動作にも役立っています。

また、クウォーツは秒針が秒目盛りで止まっては動きを繰り返しますが、この目盛りぴったりを秒針が示す事はかなりの精度を要求されます。
現在多くの腕時計がクウォーツ式となっていますが、秒針の位置をよく見ると、全ての目盛りをぴったりと寸分たがわぬ位置で指し示す腕時計はなかなか見当たりません。
この事を実現するために、9Fムーブメントは、バックラッシュオートアジャスト機能という、機械式のキャリパーのテンプに使われている、ひげぜんまいが組み込まれています。
このひげぜんまいはミクロレベルで入念に調整されているのも、安定したトルクと精度を実現するのに役立っています。

さらにこの9Fムーブメントは元々高精度で有る為、時間の緩急を調整する事はまず無いといえますが、ほんの少しの調整でも必要となる場合を想定して、緩急スイッチで精度の微調整が行えるようにもなっています。

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